狙ったスレは逃さないのです!

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上条「五和と付き合いたい」 神裂「」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/15(火) 22:57:44.19 ID:1qrhwVmxP
神裂「い、五和ですか。その、何故五和なのです? もちろん彼女が良い女性であるのは分かりますが……」

上条「聞いてくださいよ神裂さん。上条さんの周りの女性ときたら……」

『とーま! ごはんはまだなのかな! お腹が減ったんだよ! ご飯ご飯ご飯――』
『またアンタは! そんなに妹っていう響きが好きかぁぁ!!』ビリビリ
『上条! 貴様またクラスの女の子に手を出して――、問答無用!!』
『上条ちゃんは出席日数が足りないので補習でーす』

上条「こんな感じで、上条さんの不幸は加速していくばかりなのです」

神裂(自業自得なものも混ざっている気がしますが……)

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/15(火) 23:05:07.95 ID:1qrhwVmxP
上条「だからこう、疲れて帰ってきた時においしいご飯が完成していたりとか」

上条「ご飯を食べながら、こっちの話に笑顔で相槌を打ってくれる人が居たりとかに憧れてさ……」

神裂「……それで五和に、と」

上条「ああ。五和って料理凄く上手いし、性格も穏やかだしさ。あんな娘が彼女になってくれたらいいなーなんて」

神裂「あ、あの!」

上条「ん?」

神裂「わ、私も自分で梅干しを漬けたりしますし、和食ならそれなりに作れるのですが……」


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/15(火) 23:11:28.93 ID:1qrhwVmxP
上条「え、あ、そうか。凄いな」

上条(……あれ? なんか会話繋がってなくないか?)

神裂(……ああ、そうですか。私は最初から眼中に無いということですか。確かにお淑やかとは言えないかもしれませんが!)

神裂「で、どうしたんです?」

上条「え?」

神裂「そういう話なら五和に直接伝えたらいいじゃないですか。何故私に話したのです」

上条(あれ、神裂さん怒ってらっしゃる?)

神裂「何故黙っているのですか? 貴方の願いを聞いてわざわざ学園都市まで来たというのに。用がないなら帰りますよ」




28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/15(火) 23:18:24.01 ID:1qrhwVmxP
上条「あの、神裂さん怒ってます?」

神裂「怒る? なぜ私が怒らなければいけないのです。その理由をよければ説明していただけませんか、さあ!」

上条(マズイ! なぜか分からんがすげぇ怒ってる!)

上条「は、はは、上条さんの勘違いだったみたいですね。そ、それより、五和の事で神裂にお願いしたいことがあってさ」

神裂「…………何です?」

上条(こえーよ!! やっぱり建宮とかにしとけば良かったかもしれない……)



35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/15(火) 23:29:48.17 ID:1qrhwVmxP
上条「えーっと、それで五和のところに行ってみようかと思うんだけど、理由がないと変だろ? だから――」

神裂「……私が、貴方に用事があることにしろと?」

上条「まあ、そんなとこです……」

神裂「それなら電話ででもいいじゃないですか……」ガックリ

上条「後、元は同じ組織の上司と部下だったんだし、五和の好みとか趣味とかしらないかなーと思ってさ」

神裂「……随分積極的ですね。そんなに五和が好きなんですか?」

上条「あー、いやなんつーか」

『カミやん。待ってるだけじゃカワイイ彼女なんてできないんやで? 自分から行動せな』

上条「っていう言葉に妙に感銘を受けて……」

神裂(誰だか知りませんが余計な事を……)

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/15(火) 23:36:58.85 ID:1qrhwVmxP
上条「まあ、五和みたいな娘が上条さんと付き合ってくれるなんてことは無いだろうけど、何もしないうちから諦めるのも良くないと思いまして」

神裂(……これを素で言っているのですから大したものですよね)

上条「って、そうだ。神裂」

神裂「何です?」

上条「最初に聞こうと思ってたんだけど、五和って恋人が居たりすんのかな? それだったらさずがに……」

神裂「!!」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/15(火) 23:47:15.73 ID:1qrhwVmxP
神裂(私が知る限り五和に恋人はいないはずですが……)

神裂(もし、もしですよ? ここで、実は五和には恋人がいる、と言ったら――)

~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条「そっか……。中々かわいくてフリーな娘なんていないよなー」ガックリ

神裂「あ、あの! 上条当麻!」

上条「どうした神裂?」

神裂「五和のことは残念でしたが……、その、私ならばお付き合いしている男性はいないのですが……」

上条「本当か!? 実は、聞く前から神裂は恋人いるんだろうなって諦めてたんだよ!」

神裂「そ、そんな。私は貴方一筋で……」カァァ

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/15(火) 23:51:43.25 ID:1qrhwVmxP
上条「本当か? 神裂」

神裂「え、ええ。私は……」

ガシッ

上条「火織……結婚してくれ」キリッ

上条火織「はい、喜んで……」

チュッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~

神裂「なんてことになってしまうのでは! いけません、今はまだ……!」

上条「あ、あのー、神裂さん?」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/15(火) 23:57:25.59 ID:1qrhwVmxP
神裂「は、はい! もちろん和風はいいんですけど、実は洋風のウェディングドレスにも憧れてて!」

上条「わ、和風? ウェディングドレス?」

神裂「――え?」

上条「え、えーと。もしもーし」

神裂「ッッッ!!! ――コホン、すみません。少し立ちくらみしてしまったようで」

上条(現在進行形で座っているわけですが……)

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 00:00:29.18 ID:tPkReSGSP
上条「あのー、それで五和は……」

神裂「……五和に、恋人は――」





なんかねーちん派と五和派で真っ二つに見えるんだけどどうすればいいんだろう

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 00:09:29.70 ID:tPkReSGSP
どっちでも行けるけど両方書くのは辛いな


どっちか選んでください>>66(無効なら下を採用)

1 神裂「はあ……、多分いないですよ」(五和ルート)
2 神裂「――いない、はずです」(神裂ルート)

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 00:13:11.10 ID:tPkReSGSP
じゃあ神裂さんで

~~~~~~~~~~~~~~~~~


神裂「――いない、はずです」

上条「そ、そっか。いやー良かった。始まる前から失恋っていうのも悲しいしなー」

神裂「あ、あの!」

上条「よし、じゃあ早速行こうぜ。もう荷物は詰めてあるしさ」

神裂「……はい。わかりました」

ガチャ バタン

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 00:18:25.70 ID:tPkReSGSP
飛行機内

上条「そういや普通に連れて来ちまったけど、神裂も空港の審査通れるんだな」

神裂「ええ。一応、ゲストということになっていますから」

上条「へぇー。魔術師が全員壁を乗り越えて入ってくるわけじゃないんだな」

神裂「あの……」

上条「なんだ?」

神裂「本当に五和に、……その、告白をするのですか?」

上条「……無謀だって言いたいんだろ? 上条さんももちろん分かってるけどさー」

神裂「……分かってないじゃないですか」ボソ

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 00:24:53.26 ID:tPkReSGSP
上条「――え? なんか言ったか?」

神裂「いえ、何も。あっちに着いたら案内しますので、着くまでは寝てますね」スッ

上条「え、ああ。分かった」


落ち着かない。彼が、五和と付き合いたいなんて言った時から。
胸の奥が、痛くて、苦しくて――いや、だめだ。
少しだけ眠ったら――、ちゃんと忘れて彼と五和の成り行きを見守ろう。

私は、そうするべきなんだ。

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 00:28:32.65 ID:tPkReSGSP
>>81
五和に会いにイギリスに行きたいけど、理由もなく突然行ったら不自然
だから、神裂さんが上条さんをイギリスに呼んだってことにして、お願い。てな感じです


88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 00:33:19.37 ID:tPkReSGSP
英国女子寮前(神裂さんは先に寮に入りました)

上条「よく考えなくても、女子寮に男が入るのはまずいよな……。まあ、神裂が上手くやってくれると思うけど」

上条「ふぅー、緊張してきた。五和いるのかな」

ドサッ

上条「?」

五和「あ、あれ? 上条、さん? 本物?」ゴシゴシ

上条「うお、五和……」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 00:38:13.03 ID:tPkReSGSP
五和「ど、どうしたんですか? その、誰かに会いに来たとか……?」

上条「あ、ああ。神裂にちょっと呼ばれてな」

五和「あ……、そうですか女教皇様の用事ですか」シュン

五和「あ、すみません。すぐ呼んで来ますね」タッ

上条「あ、ストップ五和!」

五和「は、はい。なんでしょう?」

上条「この荷物……買い出しか?」

五和「ええ、今日の夕飯の当番は私なので」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 00:42:57.29 ID:tPkReSGSP
上条「さすがに寮の人数分となると多いな、よっと」

五和「あ、いいですよ! それより先に――」

上条「別に急ぐ用じゃないから大丈夫だって。どこに持っていけばいいんだ?」

五和「すみません……。では、食堂にお願いします」

上条「よし、案内頼むな」

五和「はい!」

上条(いきなり五和に会っちまって驚いたけどこれはこれで、ラッキーだったな)

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 00:51:18.53 ID:tPkReSGSP

スタスタスタ

五和「いえ、一人では無かったんですけど途中でアンジェレネさんとはぐれてしまって……」

上条「ふーん、そういうことか」

五和「寮の方から携帯に連絡が来て、アンジェレネさんはもう帰ってると聞いて私も帰ってきたんですよ」

上条「大変だったろ? あんなに量あったら」

五和「い、いえ一応鍛えているので……、それより上条さんは今夜は……」

上条「あー、ここで泊めてくれると嬉しいかなーなんて思うんだけど、でも無理だったら――」

五和「大丈夫です!! なんだったら私の部屋に泊まってください!」

上条「え、五和の部屋ってそれはさすがに――!」

五和「あ、いえ、その私はもちろん廊下で寝ますからご心配なく――」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 00:56:14.02 ID:tPkReSGSP
ガチャ

アニェーゼ「さっきから何をゴチャゴチャと騒いで――って、貴方は」

アンジェレネ「五和さんごめんなさい! つい焼きたてのチョココロネの香りにつられて――、あれ?」

オルソラ「あらあら、重そうな荷物なのでございますよ」

ルチア「上条当麻――?」

ザワザワ ワイワイ

上条「はは……、お久しぶりです」

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 01:00:51.58 ID:tPkReSGSP
神裂の部屋

シェリー「おーい、幻想殺しがお前を訪ねてきたらしいぞ」

神裂「そうですか。今行き――」

シェリー「? どうした? あまり嬉しそうじゃないな」

神裂「何がです? それより早く行きましょう。待たせては悪いですし」

スタスタ


シェリー「……何であいつが来てるのに不機嫌なんだ?」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/16(水) 01:08:03.33 ID:tPkReSGSP
食堂

オルソラ「はいはーい。みなさんも配膳を手伝って欲しいのでございますよー」

アニェーゼ「おー、さすがシスターオルソラと五和嬢が当番の日だけあって大盛況っすね」

アンジェレネ「わたし、もうお腹ペコペコですー」

ルチア「まったく。シスターともあろうものが食事一つでこんな風になるとは……」

アニェーゼ「ラッキーですねあなた。今日はここ一ヶ月で一番上手いメシが出る日ですよ?」

上条「それは楽しみだな」

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 00:11:39.14 ID:tfb12qxSP
ID変わっちゃったけど>>19です
途中で落ちてゴメン

明日っつか今日休みだから頑張って書く

203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 00:17:47.47 ID:tfb12qxSP

~食事中~

上条「うおおお!! 何これ! すげぇうまい!」ガツガツ

アニェーゼ「ホントですね……、ていうか見た目からして今日は気合の入りが違いますね」モグモグ

アンジェレネ「もが、ふぐむぐがが、もぐがが?」

ルチア「……シスターアンジェレネ、食べてる時に喋らないでください」

アンジェレネ「もっがー、ほんあおいひいひょうひをはへふのはひはひぶりで……」ガツガツ

ルチア「だから、ちゃんと飲み込んでから喋りなさい!」


212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 00:28:34.26 ID:tfb12qxSP

―厨房―

五和「……良かった。喜んでくれてる」グッ

オルソラ「五和さん。あなたもあちらに行かれてはどうです?」

五和「え、でも……」

オルソラ「片付けのことは気にしなくてもいいのでございますよ。折角作った料理を食べていただいているのですから、
     ついでに、お近くでお話をしたらいいと思うのでございますよ」

五和「……あ、ありがとうございます!!」ダッ

オルソラ「……本当にあの方は女性の好意を集めるのがお上手でございますね」

オルソラ(けれど、五和さんに比べて神裂さんの表情が優れないのには何か理由があるのでございましょうか……)


215 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 00:40:04.48 ID:tfb12qxSP

~食後~

上条「いやー、マジでうまかったって。あれは自慢していいレベルだと思うぞ。なあ?」

アニェーゼ「ええ。ウチの隊の連中も大喜びでしたしね」

五和「いえ、そんな……。それよりみなさん食後のお飲み物は何にします?」

アンジェレネ「わたし、アッサムにミルクとシュガーたっぷりのミルクティーがいいですー!」

ルチア「アンジェレネ……少しは自重なさい!! 五和さん、お茶くらい私たちが用意しますよ」

アンジェレネ「で、でも……」

ルチア「シスターアンジェレネ?」ギロ

アンジェレネ「はっ、はい! お手伝いします!!」

五和「いえいえ、大丈夫ですよ。お茶の用意はしてますので、大した手間じゃありませんし」


217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 00:49:19.72 ID:tfb12qxSP
ルチア「しかし――」

アニェーゼ「いいじゃないですかシスタールチア。偶には甘えちまいましょうよ。私はダージリンでお願いしますね」

五和「はい。ルチアさんは……」

ルチア「……すみません。では、シスターアニェーゼと同じものを」

五和「はい。上条さんはどうしますか?」

上条「あー、紅茶はよく分かんなくてな。どれがいいんだろ……」

五和「でしたら日本茶もありますよ。そっちを淹れましょうか?」

上条「ホントか? それならお茶を頼んでいいか?」

五和「ええ。では、少し待ってて下さい。」


218 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 01:00:11.72 ID:tfb12qxSP

スタスタ

上条「……」

アニェーゼ「あれ? 神裂さんは何をしているんですかね。おーい、一緒にお茶しませんかー?」

神裂「! い、いえ、私は……」

アニェーゼ「何をボソボソ言ってるんですか。アンタだって少年と喋りたいことあるでしょうに」グイグイ

神裂「ちょ、ちょっと押さないでください!」

アニェーゼ「ほらほら、さっさと座っちまってくださいよ」

神裂(な、何故上条当麻の隣の席に!)


221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 01:10:48.20 ID:tfb12qxSP

五和「お待たせしました――あ、女教皇様。いつものお茶でいいですか?」

神裂「え、ええ。お願いします」

五和「分かりました、少し待ってください。皆さんの分のお茶です」スッ

神裂(五和はこういうさりげない気遣いができる……。そこに彼も……)



――――――――――――――

アニェーゼ「――とまあ、女ばっかりってのも意外と息苦しかったりするもんなんですよ」

上条「そのへんは男にはわかんない感覚だなー」

五和「あはは……」

アンジェレネ「にゅう……」

ルチア「シスターアンジェレネ。眠るなら自分の部屋に――」


226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 01:22:45.43 ID:tfb12qxSP
アニェーゼ「そういや、あなたは結局どういった用件でイギリスくんだりまで来たんです? 神裂さんが呼んだと聞きましたが……」

上条「あー、いやその」

神裂「た、大した用事ではなかったのですが少し彼に話しておきたいことがありまして……」

アニェーゼ「? 個人的な用ですか……? 実は……えーと、何でしたっけ、『逢引』とかだったりするんですか?」

神裂「!?」

ルチア「シスターアニェーゼ、その逢引というのはどういった……」

アニェーゼ「それはですね……」ゴニョゴニョ

ルチア「……な! そ、そんな不潔な!」

アニェーゼ「相変わらず堅物ですね。いいじゃないですかそれくらい――」

神裂「ふざけないでください!!!」バン!

「!?」


227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 01:33:24.56 ID:tfb12qxSP
アンジェレネ「ふひゃっ!?」

神裂「彼にはちゃんとした用事があって来てもらったのです! 勝手な憶測をされては困ります!!」

上条「お、おい……」

五和「女教皇様……?」

アンジェレネ「あ、あれ? 皆さんどうしたんですか?」キョロキョロ

神裂「……あ」

アニェーゼ「……すみませんね。冗談のつもりだったんですが――」

神裂「あ、いえ、その……」

神裂「――ッ、すみません。私は先に休みます」

スタスタスタ


230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 01:42:49.55 ID:tfb12qxSP
上条「あ、あのさ、神裂も少し疲れてたんじゃないか? だから……」

アニェーゼ「ふふっ、あなたがフォローしなくても大丈夫ですよ。あの程度でどうこう思ったりはしませんし」

上条「そ、そうか」

アニェーゼ(しかし元々お堅い性格なのは知っていましたが、今の態度は少し変ですね……。何かあったんですかね)




~翌日~ 神裂の部屋


五和「わ、私が上条さんを案内するんですか!?」

神裂「ええ。彼への用事は昨日のうちに済みましたし、今日はゆっくり英国観光でもしては、と思っていたのです」


231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 01:52:00.18 ID:tfb12qxSP
五和「で、でも私でいいんでしょうか……」

神裂「他の人達は用事がある人も多いですし、何より同じ日本人の方が彼も安心できるのではないかと思いまして」

五和「そ、そうですか……。あ、でもそれなら」

神裂「なんです?」

五和「あ、その女教皇様でもいいのではないかと……」

神裂「!? わ、私はいいのです! それより五和のほうが彼と一緒に居たいのでは――」

五和「――え?」

神裂「あ、そうではなくて、私も用事があってですね……」

五和「あの……、女教皇様」


234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 02:03:16.06 ID:tfb12qxSP
神裂「な、なんです?」ビクッ

五和「その、なんて言うか……上手く言えないんですけど、――遠慮とかしてませんか?」

神裂「……!」

五和「だって、その…女教皇様も上条さんを……」

神裂「五和」

五和「は、はい!」

神裂「貴女がどうだか知りませんが、勝手に私の思考を貴女の思考で纏めないでください」

五和「す、すみません! でも……」

神裂「いいから早く行きなさい。彼はもう寮の前で待っているはずですから」

五和「……はい」


237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 02:11:41.17 ID:tfb12qxSP

タッタッタッ

神裂「…………」

ガンッ!

神裂「馬鹿ですか私は……。五和にあたってどうするんです……」

神裂(本当は五和に上条当麻の真意を伝えるはずだったのに……)

上条『五和って料理上手いし、あんな娘が彼女になってくれたらなーなんて』

神裂「――ッ!」

神裂「……何故、五和なんですか」

神裂「料理が上手いとか、性格が穏やかだとかなら他にも居るじゃないですか」

神裂「何故……、なぜ!!」


240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 02:22:45.58 ID:tfb12qxSP

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

五和『女教皇様!! 聞いてください、凄い人がいたんですよ! 二百人を超える戦闘員の中に素手で突っ込んで行って――』

神裂(五和はずっと……)

五和『ああ、建宮さん、対馬さん……勇気の出せない私を許してください……』

神裂(ずっと……)

五和』あ、女教皇様! 上条さんが来ているんですよ! 今日の食事当番が私だなんて夢のようです……』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~


神裂(私なんかよりもずっと、五和は彼のことを強く――)


243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 02:32:46.58 ID:tfb12qxSP
神裂「……迷う必要なんてないじゃないですか」

『それだけの力があって……なんでそんなに無能なんだよ……』
『だから、俺と天草式。あとイギリス清教と――お前』

神裂「…………ッ!」

神裂「私は――」

「そういうことだったんですか」

神裂「!?」

アニェーゼ「や、盗み聞きしちゃって済みませんね」

シェリー「まあ、あんだけデカイ声出してれば聞き耳立てなくても聞こえるわな」

オルソラ「まあまあ」

神裂「貴女たち……何を」


244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 02:43:42.69 ID:tfb12qxSP
アニェーゼ「事情は大体わかりましたよ。つまりなんの因果かあの少年が五和嬢にアプローチを始めたと」

神裂「!!」

オルソラ「それで貴女様に仲介役を頼んだと。本当にあの方は性質の悪いお子様なのでございますよ」

神裂「ち、ちがっ!」

シェリー「で、アンタは元部下を想って身を引こうとか考えちゃってたわけだ」

神裂「……」

アニェーゼ「で? どうなんですか?」

神裂「……どう、とは?」

アニェーゼ「私たちがどうこうしようって言っても、アンタがスタートラインにも立てないってんじゃどうしようもありませんからね」


245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 02:53:24.82 ID:tfb12qxSP
神裂「スタートライン……?」

オルソラ「神裂さんは、彼のことをどう思っておいでなのでしょうか」

神裂「ッ! 私は――」

シェリー「この後に及んでしらばっくれるってのは無しにしろよ。お前の正直な気持ちを教えろよ」

神裂「私の……気持ち」

そんなの――決まっている


246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 03:04:29.41 ID:tfb12qxSP

世間知らずで、鈍感で――
『彼女』を奪っていく敵として相見えて

彼の事を少しずつ知って――
多大な迷惑をかけてしまって――
それを笑って、迷惑なんかじゃないと言ってくれて――


相談を受けて――
彼に呼び出されてちょっとだけ緊張して――

彼が五和と付き合いたいと言って――
そのことで少しだけイライラして――

彼が五和に微笑んでいるのを見て――
五和が彼に微笑んでいるのを見て――


彼と五和の仲を取り持とうだなんて――やっぱり、辛くて。

神裂「私、は……」


247 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 03:13:59.29 ID:tfb12qxSP
神裂「……私だって、彼の事が、上条当麻が――好きなんです」

アニェーゼ「っし!」
オルソラ「あらあら」
シェリー「よしよし」

神裂「な、なんですかその反応は!」

アニェーゼ「まあまあ。それで、彼が帰ってきたら告白しちまうんですよね?」

オルソラ「まあまあ。人様の告白をみるなんて初めてなのでございますよ」

シェリー「いいねぇ、なんか創作したくなってくるな」


249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 03:23:45.58 ID:tfb12qxSP
神裂「ちょ、ちょっと待ってください! 私は彼に想いを伝える気は無いのです!

アニェーゼ「何故です?」

神裂「何故って……そもそも彼は五和に――」

アニェーゼ「それがそもそもの疑問なんですよね。あの少年は、ホントに五和嬢のことが好きなんすかね?」

神裂「――え?」

アニェーゼ「好きならそれこそ今のアンタのように、もうちょっと……何て言うんですかね、オーラ的なものが出てもいいと思うんですよ」

シェリー「まあ、そうだな。アイツの五和に接する態度は特におかしいところはない。それが逆に変だと」

オルソラ「そうですね。五和さんに気持ちが向いているなら、それこそ五和さんの気持ちを察してもいい筈ですし……」


251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 03:34:43.43 ID:tfb12qxSP
神裂「し、しかし現に上条当麻は五和を彼女にしたいと――」

オルソラ「もしかしたら――、彼も今その違和を、感じているかもしれません」


上条&五和サイド

五和「あ、あの、どうでしたか? 一通り有名な観光名所は回ったと思うんですけど……」

上条「え、ああ、凄え楽しかったよ」

五和「そ、そうですか! 良かったです……」ニコニコ

上条(神裂にお膳立てしてもらって……五和と二人きりになれた)

上条(五和と一緒に行動して……楽しかったのは嘘じゃない)

上条(でも……)

253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 03:54:19.42 ID:tfb12qxSP
女子寮

上条&五和「ただいまー」

アンジェレネ「お帰りなさい! 夕ご飯までは後一時間半くらいですよ」

ルチア「シスターアンジェレネ……貴女の思考は食事関連のことしか……」クドクド

神裂「あ……、お帰りなさい。その――楽しかったですか?」

上条「ああ、楽しかったよ。――あのさ、夕食まで部屋で休んでていいかな?」

五和「……あっ、すみません! 私が連れ回しちゃったから……」

上条「そんなことねーって。ただ、時差とかがあってちょっとな」

五和「……はい」

神裂「……?」


255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 04:06:52.81 ID:tfb12qxSP
上条「悪いな。じゃあ休ませてもらうよ」

神裂「ええ。ごゆっくりどうぞ」



神裂「五和。彼の様子何か変では――」

五和「――あ、はは」ポロポロ

神裂「五和!? どうしたのです!」

シェリー「……どうした?」ポンポン

オルソラ「ハンカチをお使いになりますか?」

五和「す、すみませ、ひぐっ、すみません」


256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 04:13:05.44 ID:tfb12qxSP
アニェーゼ「……何かあったんですか?」

五和「い、いえ、たいしたことじゃ…ないんですけど」

神裂「……」

五和「ぐすっ…わ、たし……ふられちゃった、みたい、で」

神裂「!!」

五和「わ、わかっていたんです。ひっく、でも、なんか…勘違いしちゃって」

シェリー「泣いていいんだぞ?」

五和「わ、私は、ちが、片想いでよく…て、でも、我慢できな……く、ああ」

五和「うわああああああああああああああああ!!!」

オルソラ「……大丈夫なのでございますよ」

神裂(五和が……振られた?)

357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 21:52:59.18 ID:hJ17ZIzv0
女子寮

上条&五和「ただいまー」

アンジェレネ「お帰りなさい! 夕ご飯までは後一時間半くらいですよ」

ルチア「シスターアンジェレネ……貴女の思考は食事関連のことしか……」クドクド

神裂「あ……、お帰りなさい。その――楽しかったですか?」

上条「ああ、楽しかったよ。――あのさ、夕食まで部屋で休んでていいかな?」

五和「……あっ、すみません! 私が連れ回しちゃったから……」

上条「そんなことねーって。ただ時差ボケが直らないだけだよ。今日は本当に楽しかった、ありがとな五和」

五和「いえいえ。私も凄く楽しかったですから!」

360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 22:03:09.37 ID:hJ17ZIzv0
ルチア「さて、私たちも部屋に戻りましょうか。シスターアンジェレネ」

アンジェレネ「は、はい。それではまた後で!」

スタスタスタ

五和「あ、じゃあ私も一旦部屋に――」

神裂「あ、あのっ! 五和!」

五和「は、はい。なんですか?」

神裂「その……上条当麻と一緒にいて、えーと、何か変わったことはありませんでしたか?」


361 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 22:13:32.22 ID:hJ17ZIzv0
五和「変わったこと……ですか? 一応周りを警戒してはいましたけど、別段不審な人物も……」

神裂「い、いえ、そうではなくてですね、上条当麻の言動とか、その、あの……」

五和「えーと……?」

神裂「も、もしかして貴方たち二人の関係が変わったりということがあったりだとか……」

五和「あはは、全然無かったですよ。あ、でも露店で売っていたアクセサリーを上条さんがプレゼントしてくれて……」

神裂「そ、そうですか。それは良かったですね」

五和「はい! じゃあ、私部屋に戻りますね」

神裂「ええ、それでは」


366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 22:24:55.75 ID:hJ17ZIzv0
神裂(どうやら今日は告白しなかったようですね……)

神裂(だったらまた二人きりになれる機会を作ってあげなければ……。しかし)

『それがそもそもの疑問なんですよね。あの少年は、ホントに五和嬢のことが好きなんすかね?』

神裂(けれど、彼は確かに――)

神裂「彼の部屋を……訪ねてみましょうか」

神裂「どちらにしろ、明日以降の予定を決めなければなりませんしね……」

スタスタ


368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 22:35:23.21 ID:hJ17ZIzv0

客室前廊下

コンコン

上条「はい?」

神裂「あ、上条当麻、私です神裂です。少しお話が……」

ガチャ

上条「神裂か。ちょうどお前のとこに行こうかと思ってたんだ」

神裂「え? そうだったのですか?」

上条「ああ、ちょっと話があってな。とりあえず入ってくれよ」

神裂「ええ、お邪魔します」

バタン



370 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 22:46:05.44 ID:hJ17ZIzv0
上条「そっちの椅子使ってくれ。俺はベッドに座るからさ」

神裂「はい、それで話というのは――」

上条「いや、神裂の用事が先でいいぞ」

神裂「い、いえ。大した用事ではありませんので、貴方の話とやらを先に……」

上条「そうか? んじゃあ言うけど……」

神裂「……」ゴクン

上条「スマン! 神裂」


374 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 22:58:50.38 ID:hJ17ZIzv0
神裂「……は? ちょ、ちょっと待ってください! いきなり頭を下げられても困ります!」

上条「いやー、神裂にはちゃんと謝んなきゃと思って」

神裂「あ、あの、すみませんが順序立てて話してもらえないでしょうか。正直訳がわかりません」

上条「その……五和に告白するのやめようと思うんだ」

神裂「…………え?」

上条「お前に面倒持ちかけたくせに、勝手に決めて悪いとは思っているんだけどさ」

神裂「な、何故です!? 今日一体何があったのです!?」

上条「特別なにかあったわけじゃないんだけどな。ただ……俺は五和が好きなわけじゃなかったみたいなんだ」


378 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 23:11:20.06 ID:hJ17ZIzv0
神裂「五和が好きじゃ、なかった……?」

神裂「で、でも貴方は五和の性格や長所を知って告白したいと思ったのでは……?」

上条「それもさ、別に五和を見てたわけじゃなかったんだよ。他の誰かと比べて、勝手に理想に五和を嵌めこんだだけだった」

神裂「……」

上条「じゃあ例えば、五和より料理が上手くて性格も良いって子がもしいたら、俺はどうしたんだろうってさ」

神裂「し、しかし、五和は……」

上条「五和はさ、俺のイメージとか関係なくスゲェいい奴だった。俺が楽しめるようにいろいろ気を遣ってくれたりさ」

上条「今日、それを再認識できて……でも、俺のこの気持ちはやっぱり『違う』と思った」


380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 23:20:59.92 ID:hJ17ZIzv0
神裂「そ、そんなの分からないじゃないですか。単なる貴方の考えすぎかも……」

上条「そうかもしれない。でも、少なくとも五和の好きって気持ちとは違うものだった」

神裂「! 貴方、もしかして五和に……?」

上条「いや、世間話の一環として聞いてみたんだよ。人を好きになるってどういうもんなのかなーってさ」

神裂(それを、貴方が五和に聞きますか……。悪意は無いんでしょうが本当に性質が悪い……)

上条「その時さ――」


384 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 23:31:30.19 ID:hJ17ZIzv0
『あ、あくまで私が考えているだけっていうか、変なこと言うかもしれませんけど――』

『俺が聞いたんだから、変だなんて思わないって』

『そ、そうですか。人を好きだっていう気持ち……ですよね』

『ああ』

『最初は、なんとなく意識してしまう感じで、その意識がどんどん強くなっていって』

『……』

『その人の一挙一動が気になって、あんまり会えたりとかしなくても全然薄れなくて……』

『……』


385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 23:43:27.29 ID:hJ17ZIzv0
『いつの間にか……どうしようもなくなってて、どうやったら良く思ってもらえるだろうとか考えても、結局なんにもできなくて
その人が、他の誰かと仲良くしていたりすると胸がチクチクしてきたり……
他にも、いろいろイヤなこと考えちゃったりもするんですけど……それ以上に』

『ずっと、ドキドキするのが続く感じで、以前より話せるようになっても慣れたりなんかしなくて。
 いつの間にかずっとその人のことを考えるようになってたり、ちょっとだけアピールできたりしたらずっと嬉しかったり……』

『……』

『……あ、あれ? すみません、なんだかメチャクチャですよね。上手く言えなくて――』

『いや、そんなこと』

『……多分ですけど、いろんな気持ちですぐにいっぱいになって抑えられなくなっちゃうんですよ。誰かを「好き」になると』


387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/17(木) 23:53:39.22 ID:hJ17ZIzv0
神裂「…………」

上条「少なくとも、俺は納得できた。それだけ強い気持ちなんだろうなってのもさ」

神裂(抑えきれない気持ち……)

上条「その話を聞いたのもあって、俺の気持ちは胸を張れるようなものじゃなかったって気づいてさ」

神裂(彼から連絡をもらって、嬉しくて――なのに、話は五和のことばかりでイライラして……)

上条「だから……神裂には協力してもらったのに悪いけど――」

神裂(この感情を私は伝えても……)

390 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:05:29.37 ID:C3YK34Q60

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

アニェーゼ「ま、少年の気持ちは置いときましょう。彼なら自分で気付くでしょうしね」

シェリー「それより、お前のことだよな」

神裂「し、しかし、万一彼が五和を想っていなかったとしても変わりません! 五和は私などよりもずっと彼を……」

アニェーゼ「だから自分はいいと? 好きなんでしょう、少年のことが」

神裂「それは……」

シェリー「いいけどな。お前がそれでもいいってんなら」

神裂「そ、そうですよね」

シェリー「ああ。そうやって納得したフリして、ずっとしかめた面で過ごせばいいんじゃないか」

神裂「なっ!!」


392 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:18:12.02 ID:C3YK34Q60
シェリー「正直、昨日今日とお前は明らかに普通じゃなかったぞ」

神裂「わ、私は……」

アニェーゼ「ま、確かにあまり怒鳴られたくはありませんねぇ」

神裂「でも、五和は……」

オルソラ「わたくしの、私見ではございますが」

神裂「……?」

オルソラ「確かに、五和さんは上条さんに対して並々ならぬ感情を持っているのでございましょう」

神裂「そ、そうです! そうなんです!!」

オルソラ「――けれど、神裂さんの想いも、わたくしには決して小さいものには見えないのでございますよ」


395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:29:55.62 ID:C3YK34Q60
神裂「……!」

オルソラ「それに、五和さんは神裂さんに変に気を遣われたら、むしろそれを気に病んでしまうようなお人なのではないでしょうか」

神裂「……それ、は」

オルソラ「その辺りはもちろん、わたくしなどより神裂さんの方がご存知なのでございましょうが」

神裂「でも……」

アニェーゼ「……」イラッ



アニェーゼ「ま、後はアンタ次第っすよ。さーて、私は今日どんな衣装で少年の部屋に忍び込みましょうかねー」

神裂「!?」


399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:42:04.44 ID:C3YK34Q60
オルソラ「……! あらあら、アニェーゼさんは昨日も行ったのでございましょう? 今日はわたくしがお伺いする予定なのですよ」

神裂「ちょ、ちょっと待ってください! 一体何の話を……!」

シェリー「ふむ、そういえば新しく買ったネグリジェがあったな。今夜はあれを……」

アニェーゼ「あら、みんな同じ腹積もりでしたか。でしたらどうです? いっそ今夜は三人同時にってのは」

オルソラ「あらあらまあまあ、では夕食に精のつく料理をお出ししたほうがよろしいでしょうか」

神裂「だ、だめです!! そんなのは……!」

アニェーゼ「何故です?」

神裂「だ、だって、だって……」

オルソラ「なんでしょう?」

神裂「……ええ、そうですよ! 嫌なんですよ!! 彼が他の女性ばかりと仲良くしているのは! 私だって、もっと見てもらいたいんです!
    もっと近づきたいんです! もっと……好きになってもらいたいんですよ!!!」


405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:54:04.11 ID:C3YK34Q60

「「「……」」」

神裂「ハァ……、ハァ……」


シェリー「よし、頑張れよ」ポンポン

スタスタスタ

アニェーゼ「撃沈したら骨くらいは拾ってあげますから」

スタスタスタ

オルソラ「ファイト! でございますよ」グッ

スタスタスタ

神裂「え、あれ……?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~


406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01:05:35.50 ID:C3YK34Q60
神裂「……」

上条「あのー、神裂。怒ってる……のか?」

神裂「……怒ってますよ!!」

上条「え、そのゴメン」

神裂「なんなんですか貴方は! 人のことを散々悩ませておいて、一人で勝手に結論を出して!!」

上条「か、神裂さん……?」

神裂「私が…貴方から話を聞いてどれだけ辛かったかなんて貴方にはわからないでしょう!!」

上条「……え?」

神裂「……」ハァハァ


409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01:16:37.67 ID:C3YK34Q60
上条「……神裂、俺お前に何か悪いこと――」

神裂「好き……なんです」

上条「え――」

神裂「私は、貴方の事が――好きなんです」

上条「……ま、マジ、ですか?」

神裂「……マジですよ。だから貴方が五和と付き合いたいなんて言うから、イライラしたりして、それなのに貴方は全然……」

上条「そ、それは悪かった……」

神裂「いえ、でも、その私にも問題がありましたので……」

上条「そ、そっか」

神裂「はい……」


413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01:30:27.66 ID:C3YK34Q60
上条「……」

神裂「……」

上条&神裂(く、空気が……)

上条「あのさっ!」神裂「あのっ!」

神裂「あ……、ど、どうぞお先に」

上条「じゃ、じゃあ……その、何で上条さんのことを好きになったんでしょうか」

神裂「ッ~~!!」カァァ

神裂「そ、それを、言わなければなりませんか……?」

上条(う、上目遣い……)


414 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01:42:25.24 ID:C3YK34Q60
上条「いや、その冗談じゃないのは分かるんだけど……その、好かれるようなことをした記憶も無いっていうのが……」

神裂「……だから、ですよ」

上条「……?」

神裂「貴方が、そういう人で、何の見返りも求めずインデックスや天草式を救うために体を張るから……」

神裂「だから、私は恩を感じるだけじゃなくて、自然と貴方を好きに――ッッ!? あ、いや、その!」

上条「……はは」

神裂「……そういうこと、です。いい…ですかね?」

上条「……ああ、その、ありがとう」

神裂「れ、礼を言われることでは……」

上条「そ、そっか。なんか嬉しかったからさ」

神裂「そ、そうですか」カァァ


420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01:54:19.90 ID:C3YK34Q60
上条「それで、神裂の方は……?」

神裂「はい?」

上条「いや、さっき何か言いかけただろ?」

神裂「あ、ええ。その……私は貴方に告白をしたわけですが」

上条「……は、はい」

神裂「い、いちいち赤くならないで下さい! 話が進まないでしょう!」

上条「か、神裂さんも顔赤いっすよ……」

神裂「……き、気付かないふりをして…ください」

上条「わ、分かった」


424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 02:04:52.91 ID:C3YK34Q60
神裂「それで告白に関してなのですが……」

上条「……あ、そっか。俺が返事を――」

神裂「……いえ、それはいいんです」

上条「え? でも……」

神裂「わ、分かっていますから。貴方にとって私が特別ではないことくらい」

上条「いや、それは……」

神裂「いいんです。でも……覚悟してください」

上条「な、なにをでせう」

神裂「私にだって女らしい部分はあるのですから、こ、これからは何でもするつもりです」

上条「な、何でも!?」


426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 02:14:07.80 ID:C3YK34Q60
神裂「は、はい。貴方に好きになってもらうためならば……、なんだってできます」

上条「神裂……」

神裂「さしあたって――」ゴソゴソ

上条「……綿棒?」

神裂「ひ、膝枕で……耳かきなどいかがでしょうか」ポンポン

上条「」

神裂「あ……、ダメ、でしたか……?」

上条「ダメジャナイデス、オネガイシマス」

神裂「は、はい!」


 「あの、気持ちいいですか?」 「ああ……」



429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 02:24:10.42 ID:C3YK34Q60

~数日後~

空港

上条「いやー、すっかりお世話になったな」

オルソラ「いえいえ、また遊びに来てほしいのでございますよ」

アニェーゼ「ウチの隊の連中も喜びますからね。また顔を見せてやって下さい」

上条「ああ、また来るよ。そういやシェリーは?」

オルソラ「それが誘ったのですが……昨日徹夜したから寝る、と」

上条「ははっ、あいつらしいな」

五和「あ、上条さん。そろそろ搭乗時間ですよ」

上条「ホントだ、じゃあ行くか。五和もありがとな、おかげで楽しかったよ」

五和「いえいえ、私も楽しかったです。是非また来てください」


432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 02:33:15.88 ID:C3YK34Q60
上条「じゃ、またな。みんな」


オルソラ「ええ」
アニェーゼ「へいへい」
五和「はい」

スタスタスタ……

アニェーゼ「さて、私たちも帰りましょうか」

オルソラ「折角ですから、少し買い物をしていきませんか?」

五和「あ、いいですね。女教皇様も――、女教皇様?」

神裂「オルソラ、頼みがあるのですが」

オルソラ「はい? なんでございましょう」

神裂「しばらくの間、寮の管理業務を変わっていただきたいのですが」

オルソラ「はあ……、構いませんがどちらかにお出かけになるのでございますか?」

神裂「ええ、そんなところです。……感謝しますオルソラ。それでは」ダッ

五和「女教皇様……?」


434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 02:42:57.09 ID:C3YK34Q60
学園都市

インデックス「一体とうまはどういうつもりなのかな!? わたしが小萌の家に行ってるうちにイギリスに行くだなんて!!」ガジガジ

上条「わ、悪かったって! ちゃんとお土産も買ってきたから勘弁してくれ!」

インデックス「イギリス人の私にイギリス土産なんて何を考えてるのとーまは!」ガジガジ

上条「安心しろ!! ちゃんと学園都市の空港に着いてから買った物だ!!」

インデックス「それはもはやお土産ですらないかも!! わたしのこと忘れてたんだねとーまは!!!」ガブリ

上条「んぎゃー!!!」

インデックス「まったく……。あれ? とーま、部屋の電気がついてるみたいだけど」


436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 02:50:18.37 ID:C3YK34Q60
上条「なに!? 出る時消し忘れたのか? 電気代が……不幸だ。って、あれ鍵が……」

ガチャ

神裂「お帰りなさい、お二人とも」

インデックス「あれ? かおりだ、どうしたの?」

上条「か、神裂さん……? どうして」

インデックス「む、なんだかすごく良い匂いがするんだよ!」

神裂「ええ、お腹が空いているのではないかと思いまして夕食の準備をしておきました」

インデックス「ホントに!?」

ダダダダッ!!

インデックス「す、すごい豪華なご飯があるんだよ! こんなご馳走初めてかも!!」


437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 02:57:31.23 ID:C3YK34Q60
上条「神裂……?」

神裂「言ったじゃないですか……何でもするって」

上条「た、確かにそう聞いたけど……」

神裂「あ、あと寝袋は持参してますので、どこかスペースを貸してくれるとありがたいのですが……」

上条「と、泊まるのか!?」

神裂「そうさせていただければ……その、朝食も作ります。学校に行く時はお弁当も……」

上条「て、手作り弁当でせうか?」

神裂「は、はい。あと、よろしければ……」

上条「ま、まだなにか……?」

神裂「……お背中もお流しします。き、希望していただけるならば」

上条「」


440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 03:06:26.72 ID:C3YK34Q60

~その後~

神裂「はい、お弁当です。いってらっしゃい当麻」

上条「ああ、いつもありがとな。じゃ、行ってきます」

ガチャ ガチャ

上条「あ、よう土御門」

土御門「おお、カミやん。おやおや、ねーちんは今日も手作り弁当片手にお見送りですかい! いやー、あっついにゃー」

上条「はは……」

神裂「い、いいじゃないですか。好きな人に喜んでもらいたいのは当たり前でしょう」カァァ

土御門「…………ちくしょー! 開き直りやがって! 俺には舞夏がいるからいいんだにゃー!!」

ダダダダダッ!!

上条「……ぷっ」

神裂「ふふふっ」

「「あはははっ」」


441 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 03:14:33.48 ID:C3YK34Q60

~夜~

神裂「さて、そろそろ寝ましょうか」

上条「あー、そうだ。ちょっと相談があるんだけどいいか?」

神裂「はあ、相談ですか。もちろん構いませんが」

上条「えーっとだな、内容は恋愛相談なんだけど……」

神裂「……え?」

上条「あー、そうじゃなくて、その、なんていうかだな」

神裂「……はい」ゴク




上条「その……神裂火織と付き合いたいんだ」

神裂「」


End

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